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予防接種の受け方

予防接種は、かかると重篤な症状をだす病気を予防するためのものです。必ずしも接種した人全員がかからなくなる訳ではありませんが、多くの人は感染せずに済みますし、もし感染したとしても重症になることは防いでくれる事は期待できます。
事前に電話予約をして、母子手帳をもって受診してください。

定期予防接種

全員が接種すべき予防接種です。
市町村から接種時期の通知がきて、その時期に接種すれば費用は通常かかりません。
平成25年4月より予防接種法が改正になり、BCGの接種期間が「生後12ヵ月になるまで」に延長されました。また、任意接種だったヒブワクチン(インフルエンザ菌b型)と小児用肺炎球菌ワクチン、子宮頸がんワクチンが定期予防接種になりました。
平成26年10月より水痘ワクチンが定期予防接種になりました。
定期予防接種のワクチンの種類と接種期間は次のとおりです。
 

乳幼児期の定期予防接種

予防接種名 標準的な接種期間
(定められた接種期間)
回数 他の予防接種
との間隔
B型肝炎

生後2ヵ月~9ヵ月になるまで
(生後12ヵ月になるまで)

27日以上の間隔をあけて2回目を接種した後、1回目の接種から139日(20週間)以上の間隔をあけて3回目を接種する

*母子感染予防対策の場合は、(注1)の接種方法になります。

3回
6日以上
ヒブ(Hib)
インフルエンザ型菌b型

接種開始:生後2ヵ月~7ヵ月になるまで
(生後2ヵ月~5歳になるまで)

【接種開始年齢により、接種回数が異なります】

★開始年齢が生後2ヵ月~7ヵ月未満の場合
27(20)~56日までの間隔をあけて3回の初回接種、3回目終了後7~13ヵ月の間に1回の追加接種(計4回)

★開始年齢が生後7ヵ月~12ヵ月未満の場合
27(20)~56日までの間隔をあけて2回の初回接種、2回目終了後7~13ヵ月の間に1回の追加接種(合計3回)

★接種開始が生後12ヵ月~60ヵ月未満の場合
1回の接種(計1回)

4回~1回
6日以上
小児用肺炎球菌

接種開始:生後2ヵ月~7ヵ月になるまで
(生後2ヵ月~5歳になるまで)

【接種開始年齢により、接種回数が異なります】

★開始年齢が生後2ヵ月~7ヵ月未満の場合
27日以上あけて3回の初回接種(ただし、2回目及び3回目接種は生後12ヵ月を超えた場合は行わない)、初回接種終了後、60日以上あけて生後12ヵ月~15ヵ月の間に1回の追加接種(計4回)

★開始年齢が生後7ヵ月~12ヵ月未満の場合
27日以上あけて2回の初回接種(ただし、2回目の接種は生後12ヵ月を超えた場合は行わない)、初回接種終了後、60日以上あけて、生後12ヵ月以降に1回の追加接種(計3回)

★接種開始が生後12ヵ月~24ヵ月未満の場合
60日以上あけて2回接種(計2回)

★接種開始が生後24ヵ月~60ヵ月未満の場合
1回の接種(計2回)

4回~1回
6日以上
四種混合
ジフテリア
百日咳
破傷風
不活化ポリオ
又は
三種混合
+不活化ポリオ
【初回】
生後3ヵ月~1歳になるまで
(生後3ヵ月~7歳6ヵ月になるまで)
20~56日までの間隔で3回
6日以上
【追加】
初回終了後、12ヵ月~18ヵ月に達するまでの間
(初回終了後6ヵ月以上の間隔を置き、7歳6ヵ月になるまで)
1回
BCG

生後5ヵ月~8ヵ月になるまで
(生後12ヵ月になるまで)

1回
27日以上
麻疹(はしか)風疹
 
【Ⅰ期】
生後12ヵ月~24ヵ月になるまで
1回

27日以上

 
【II期】
小学校就学前年度(4月~翌年3月)の 1年間
(※幼稚園・保育園の年長児の1年間)
1回
水痘(みずぼうそう)

 
【初回】
生後12ヵ月~15ヵ月
(生後12ヵ月~36ヵ月になるまで)
1回

27日以上


 
【追加】
生後12ヵ月~生後36ヵ月になるまでに、初回終了後6ヵ月~12ヵ月あけて接種
(初回終了後より3ヵ月以上の間隔を開ける)
(※すでに水痘に罹患したお子さんは対象外)
1回
 
日本脳炎

平成21年10月2日以降に生まれた者

【1期初回】
3歳~4歳になるまで
(生後6ヵ月~7歳6ヵ月になるまで)
6日~28日までの間隔で2回
 
【1期追加】
4歳~5歳になるまでで、初回終了後11ヵ月~13ヵ月の間
(生後6ヵ月~7歳6ヵ月になるまで)
1回
【2期】
満9歳~13歳未満
 
1回 



学童期の定期予防接種
予防接種名 標準的な接種期間
(定められた接種期間)
回数 他の予防接種
との間隔
二種混合
ジフテリア
破傷風
満11歳~12歳になるまで
(11歳~13歳になるまで)
1回
6日以上
日本脳炎 

【日本脳炎2期】
満9歳~13歳になるまでに、1回接種



以下の★印の者で、1期の接種がまだ終了していない場合は、特例として下記のとおり接種できます。

★平成19年4月2日から平成21年10月1日までに生まれた者で、満9歳から13歳未満の者

★平成7年4月2日から平成19年4月1日までに生まれた者で、20歳未満の者

【1期】6日間以上の間隔で2回接種し、2回終了後6ヵ月後以降に1回追加接種をする。

【2期】1期接種から6日間以上の間隔をあけて1回接種する

 
6日以上
子宮頸がん
中学1年生
(小学校6年生~高校1年生の女子)

 

※ワクチンは「サーバリックス」と「ガーダシル」の2種類あり選択できます
サーバリックス
0、1、6ヵ月の間隔で3回接種する。ただし2回目は1回目の接種から2.5ヵ月(75日)になるまでに接種する。3回目は1回目接種から12ヵ月になるまでに接種する。
ガーダシル
0、2、6ヵ月の間隔で3回接種する

3回
6日以上

(注1)妊娠中に検査を行い、HBs抗原陽性(HBe抗原陽性、陰性の両方とも)の母親からの出生児が対象で、出生後早い時期(12時間以内が望ましい)にHB免疫グロブリン(HBIG)とHBワクチンを接種します。
更に生後1ヶ月、6ヶ月にHBワクチンを接種します。生後9~12ヶ月にHBs抗原及び抗体検査を行い必要に応じて追加接種を行います。

任意接種

個人の判断で接種をうけ、自費で費用を支払います。

また万が一重篤な副作用が出た時には、国の救済処置ではなく薬剤の副作用被害救済となり給付額は少なくなる可能性があります。

予防接種名 接種期間 回数 他の予防接種
との間隔
インフルエンザ
生後6ヶ月以上
13歳未満は、毎年1~4週間隔で2回
13歳以上は、毎年1~4週間隔で1~2回
6日以上
水ぼうそう(水痘)
1歳以上
1回~2回(予防効果を確実にするためには2回接種が望ましい)
3ヵ月以上の間隔をおいて2回接種

*平成26年10月より、1歳0ヵ月~2歳11ヵ月のお子さんについて、定期予防接種になりました。
27日以上
おたふくかぜ
(流行性耳下腺炎)
1歳以上
1回~2回(予防効果を確実にするためには2回接種が望ましい)
1歳以上で1回目接種、2回目は5歳から7歳になるまでに接種
27日以上
B型肝炎
生後2ヶ月以上
【3回接種】
4週間隔で2回、
2回目より20~24週を経過した後に1回

母子感染予防対策の場合は、(注1)の接種方法になります。
6日以上
A型肝炎
WHOは1歳以上を推奨
2~4週間隔で2回、
24週を経過した後に1回
6日以上

 

不活化ポリオワクチンとは

不活化ポリオワクチン

ポリオは「ポリオウイルス」による急性の感染症です。一般的には「小児麻痺」とも呼ばれています。
感染しても多くの場合、目立った症状はなく、現れたとしても風邪のような症状です。しかし、ごくまれに四肢に麻痺が現れ、その麻痺が一生残ってしまったり、重症の場合は死亡することもあります。

「生ワクチン」と「不活化ワクチン」の違いは?

「生ワクチン」は生きたポリオウイルスの毒性を弱めた(弱毒化)ものです。一方「不活化ワクチン」は、ポリオウイルスを無毒化し免疫を誘導するために必要な成分だけを取り出して作ったものです。
生ワクチンでは、副反応としてごくまれに麻痺がみられたり、投与を受けたお子さんの便を介して周囲の人に感染した例がありましたが、不活化ワクチンではその心配がありません。 平成24年9月1日より、定期予防接種が生ポリオワクチン接種から不活化ポリオワクチン接種に変わりました。
また、平成24年11月1日より、三種混合ワクチンと不活化ポリオワクチンを一緒にした、四種混合ワクチン接種が始まりました。

ワクチン接種の時期

接種時期は生後3ヶ月から7歳6ヶ月になるまでの間。
初回接種は、20~56日(3~8週間)までの間隔をおいて3回接種。
追加接種は、初回接種終了後6ヶ月以上の間隔をおいて1回接種しますが、お勧めする接種期間は、初回接種終了後12月に達した時から18ヶ月に達するまでの期間です。
他のワクチンと同時接種ができます。

ワクチン接種後の注意および副反応

主な副反応は、接種部位の赤みや腫れで、その他発熱が報告されています。多くの場合、注射部位の赤みや腫れは3~4日で消失し、発熱は1~2日で下がりますが、1週間は副反応の出現に注意しましょう。
また、製造工程にウシ由来の成分が使用されていますが、海外で接種が開始されてから、ワクチンが原因で伝達性海綿状脳症にかかったという報告はありません。

インフルエンザ

インフルエンザとは

咳やくしゃみで空気中に蔓延している場合や、手に付いたウイルスが気道に感染し発症します。感染して1~5日すると、身体がだるくなったり、急な発熱、せき、くしゃみ、喉の痛みなどの症状が出ます。通常なら1週間程度で治りますが、赤ちゃんやお年寄り、免疫力の低下している場合は大人でも感染した場合は、肺炎や死亡などに陥ることがあります。

ワクチンの効果

インフルエンザワクチンは、11月から12月のインフルエンザの流行前に接種します。
通常、子どもさん(12歳までぐらいの人)は、1~4週間隔で2回接種して抵抗力をつけます。
しっかり抵抗力をつけるためには、4週間隔がいいと言われていますが、風邪をひいたり、流行が始まったりなど状況をみて接種間隔は相談してください。
ワクチンの接種を受けていてもインフルエンザにかかってしまうこともありますが、比較的軽くすみ、重篤な合併症を防いでくれることは期待できます。65歳以上の方は接種に市町村からの補助がでますので、確認をしてから接種しましょう。

ワクチンの副反応

ワクチン接種に伴う副反応として、発熱や注射部位が赤く腫れたり、硬くなったりすることがあります。
発現頻度は発熱は100人に数人位、赤くはれたりするのは10人に1人位です。
卵アレルギーの強い方は、事前に相談してください。

インフルエンザ菌b型(ヒブ)

インフルエンザ菌b型とは

平成20年12月にヒブ(Hib)ワクチンという新しいワクチンが発売されました。
これは、インフルエンザ菌b群(略してHib菌ですが、冬に流行するインフルエンザウイルスとは関係ありません)という、赤ちゃんに感染すると髄膜炎(脳~脊髄の周りの膜の炎症ですが、細菌性の場合は脳炎も起こして生命や脳後遺症の問題を起こします)を起こすことがあり、注意が必要な菌に対する予防ワクチンです。
生後2ヶ月から5歳の子どもさんに接種できますが、特に1歳以下の赤ちゃんに接種したいワクチンです。
平成25年4月より定期予防接種に加わりました。

ワクチンの効果

Hibワクチンの接種は、生後2ヶ月以上より受けられます。
望ましい接種スケジュールは、初回免疫として生後2ヶ月~7ヶ月になるまでに接種を開始して、27(20)~56日までの間隔をあけて3回、追加免疫として3回目の接種から7~13ヵ月の間に1回の計4回接種します。
Hibワクチンは、4回の接種を受けた人のほぼ100%に抗体(免疫)ができ、Hib感染症に対する高い予防効果が認められています。

ワクチンの副反応

ワクチン接種に伴う副反応として、最も多くみられるのは接種部位の発赤(赤み)や腫脹(腫れ)です。また発熱が接種された人の数%に起こります。非常にまれに、アナフィラキシーショックなどの重い副反応も報告されています。
このワクチンは、製造の初期段階にウシの成分が使用されています。その後の精製工程を経て製品化されていますが、このワクチンはすでに世界100ヶ国以上で使用されており、このワクチンの接種が原因でTSE(伝達性海面状脳症)にかかったという報告は1例もありません。

おたふくかぜ

おたふくかぜとは

咳やくしゃみなどにより空中に飛び出した、おたふくかぜのウイルスを吸い込むことにより感染します。
潜伏期間は2~3週間で、軽度の発熱と耳の下の痛みで始まり、耳の下(耳下腺)の腫れが顕著になりますが、その症状は通常5~7日で回復に向かいます。
おたふくかぜの合併症としては、無菌性髄膜炎、脳炎、睾丸炎(精巣炎)、膵炎などが報告されています。合併症が起る頻度は無菌性髄膜炎(症状としては発熱、頭痛、嘔吐)が約10人に1人程度にみられ、まれに脳炎(症状としては発熱持続、けいれん、意識障害)も起こります。また、まれに片耳の難聴を起こすこともあります。
思春期以降におたふくかぜにかかった人では、10~30%程度の人が睾丸炎(症状としては発熱、睾丸腫脹)を合併しますが、男性不妊の原因とまでなることは少ないようです。

ワクチンの効果

1.おたふくかぜワクチンは弱毒性ワクチンで、身体の中でワクチンウイルスが増え抗体ができます。
抗体はワクチン接種を受けた90%前後の人にでき、おたふくかぜに対する免疫はワクチン接種後2週間後からできます。
おたふくかぜの潜伏期間にワクチン接種を受けても、特におたふくかぜの症状が重くなるようなことはありません。
2.小さい頃におたふくかぜにかかった場合、特徴的な症状を示さない、いわゆる不顕性感染で終わる例もあります。既に抗体のある人にワクチン接種を実施しても問題はなく、免疫は高められます。

ワクチンの副反応

おたふくかぜワクチン接種後2~3週間ごろに、発熱、耳下腺腫れ(100人中2~3例)、嘔吐、咳、鼻水などの症状があらわれることがあります。これらの症状は通常、数日中に消失します。
また、まれに(約10,000人に1人程度)に無菌性髄膜炎を起こすこともあります。

水ぼうそう

水ぼうそうとは

水ぼうそうに感染した人のくしゃみなどで飛び散った水痘・帯状疱疹ウイルスを吸い込むことによって感染します。このウイルスは感染力が強いため、乳幼児が集団生活を送っている保育園などでは流行しやすい病気です。
潜伏期間は約2週間で、発熱と発疹(かゆみを伴う小さな赤い水ぶくれ)が全身にあらわれます。
発熱の程度は38度前後の熱が2~3日間続きますが、40度を超えることもあります。
発疹は発病から3日目頃がピークで、7日程度でかさぶたになって治癒します。健康なお子さんが感染した場合は一般に軽症ですみますが、中には高熱が出たり、発疹をかきむしって細菌性の二次感染を起こし、とびひ状態になることもあります。
また、白血病や悪性腫瘍、大量のステロイドホルモンを使用しているお子さんなどがかかると、免疫機能が低下しているため症状が重くなります。
平成26年10月より、1歳0ヵ月~2歳11ヵ月のお子さんの予防接種が定期予防接種になりました。

以下のサイトもご覧ください。みずぼうそうの写真も掲載されています。

気になる子どもの病気10

ワクチンの効果

1.1歳を過ぎたら年齢に関係なく接種できますが、保育所、幼稚園などの集団生活に入る前がよいでしょう。
2.10~20%程度はワクチンを接種しても水ぼうそうにかかることがありますが、症状はきわめて軽く、水疱の数も少ないことがほとんどです。
3.水ぼうそうの患者さんと接触した場合は、接触後できるだけ早く、少なくとも72時間以内に水痘ワクチンを接種することで、発症防止または軽症化が期待できます。

ワクチンの副反応

通常、健康な子では重篤な副反応はほとんどありません。数%程度に、軽い発熱や発疹、局所の発赤などがみられています。

肺炎球菌ワクチン

肺炎球菌とは

肺炎球菌は、多くの子どもの鼻やのどにいる身近な菌です。普段はおとなしくしていますが、子どもの体力や抵抗力が落ちたときなどに、中耳炎や肺炎、さらにこわい菌血症(菌が血液の中に入りこんだ状態で、様々な臓器に重篤な病気を引き起こします)や細菌性髄膜炎などを起こすことがあります。

細菌性髄膜炎とは、脳や脊髄をおおっている髄膜に菌が侵入して炎症を起こす病気で、日本では毎年約200人の子どもが肺炎球菌による髄膜炎にかかり、そのうち 1/3くらいが命を奪われたり、重い障害を残したりしています。

肺炎球菌ワクチン(プレベナー)とは

肺炎球菌ワクチンには成人用と子ども用と2種類あり、成人用は高齢者を対象に既に実施していましたが、平成22年春より、日本で子ども用ワクチンが任意接種として可能となりました。
平成25年4月より子ども用肺炎球菌ワクチンが定期予防接種に加わりました。

ワクチン接種の時期と効果

生後2ヶ月以上から5歳になるまでのお子さんに接種できます。
肺炎球菌による髄膜炎は、約半数が0歳代でかかり、それ以降は年齢とともに少なくなりますが、5歳くらいまでは危険年齢です(5歳を過ぎての発症もあります)。生後2ヶ月になったらなるべく早い接種が望まれます。

ワクチンの副反応

ワクチンを接種した後に、発熱や接種部位の腫れなどの副反応が起こる頻度は、ほかのワクチンと同じ程度です。

子宮頸がんワクチン

子宮頸がんとは

子宮頸がんは、20~30歳代の女性に急増しているがんで、発がん性HPV(ヒトパピローマウイルス)の感染によって起こる病気です、発がん性HPVに感染してから、数年から十数年後に発症すると言われています。
発がん性HPVは性交渉によって感染しますが、性交経験のある女性の約80%が一生のうちに一度は感染するといわれるほど、ありふれたウイルスです。
また、発がん性HPVに感染しても、90%以上は体内から排除されるので、子宮頸がんになるのはごく一部ですが、一度排除されても何度でも感染するため、予防のためには、ワクチン接種による感染予防と定期的な子宮がん検診が必要です。

子宮頸がんワクチンとは

子宮頸がんワクチンは、すべての発がん性HPVの感染を防ぐものではありませんが、子宮頸がんから多くみつかるHPV16型、18型の2つのタイプの発がん性HPVの感染を防ぐことができます。
ワクチンには「サーバリックス」と「ガーダシル(HPV16型、18型以外に、尖圭コンジローマ(良性いぼ)等の原因となるHPV6型,11型の感染も予防する)」の2種類があり、希望のワクチンを選ぶことができます。
ただし、接種間隔に違いがありますので、注意が必要です。
平成25年4月より、定期予防接種に加わりました。

ワクチン接種の時期と効果

子宮頸がんワクチンは小学校6年生から高校1年生の女子を対象に接種します。標準的には中学1年生の女子です。発がん性HPVに感染する可能性が低い10代前半にワクチンを接種することで子宮頸がんの発症をより効果的に予防できます。
ただし、ワクチン接種だけで完全に子宮頸がんを予防できるわけではないので、接種後の定期的な子宮がん検診も大切です。(20歳を過ぎたら定期的に子宮がん検診を受けましょう)

接種方法は次のとおりです。
サーバリックス:初回接種、初回接種から1ヶ月後、初回接種から6ヶ月後の計3回接種します。
ガーダシル:初回接種、初回接種から2ヶ月後、初回接種から6ヶ月後の計3回接種します。

ワクチンの副反応

接種後に注射した部位が腫れたり痛むことがあります。通常は数日間程度で治ります。
重い副反応として、まれにアナフィラキシー様症状(血管浮腫、じんましん、呼吸困難など)があらわれるとこがあります。
また、血管迷走神経反射として失神が起こる事がありますので、接種後30分程度は座って様子をみてください。

ロタウイルス

ロタウイルス胃腸炎とは

ロタウイルス胃腸炎は、5歳までに一度はかかる感染症と言われています。
白色便性下痢症とも言われ、主に冬の後半から春にかけて、数日の潜伏期間のあと、突然の嘔吐(おうと)、下痢、発熱で発症します。下痢は特有のすっぱい臭いのする米のとぎ汁のような白色便が頻回にみられ、嘔吐や高熱とともに、脱水症を合併したり、まれにけいれんなど重篤な合併症を引き起こすこともあります。
ロタウイルス自体に対する特効薬はなく、整腸剤などを使いながら、水分補給やひどくなれば点滴などで、合併症を防ぎながら、1週間程度でおさまるのを待ちます。
また糞便中のウイルスが手や衣服やおもちゃなどを介して感染し、家庭内感染もよくみられます。
赤ちゃんは特に脱水症などの合併症を起こしやすく、早期の予防が求められ、海外では数年前からワクチンが使われ効果が見られてきています。

ロタウイルスワクチンとは

生ワクチンで、経口接種(口から飲むタイプ)のワクチンです。
任意接種になりますので費用は全額自己負担です。

ワクチン接種の時期と効果

ワクチンは「ロタリックス」と「ロタテック」の2種類あります
「ロタリックス」は、生後6週から24週の間に、4週間隔で2回接種します。24週以降は接種できませんので、1回目の接種を生後14週までに、遅くとも20週までにすませておく必要があります。
「ロタテック」は、生後6週から32週の間に、4週間隔で3回接種します。32週以降は接種できませんので、1回目の接種を生後14週までに、遅くとも24週までにすませておく必要があります。
他のワクチンの接種時期と重なりますが、他のワクチンと同時接種ができます。

ワクチンの接種後の注意および副反応

1、 接種後1週間程度は便中にウイルスが排泄されます。ワクチンによる家庭内感染は非常に少ないですが、おむつ交換の後などは手洗いをしっかりしておきましょう。
2、 副反応としては、軽度の下痢等がみられます。
3、 副反応としてはまれと考えられますが、腸重積と思われる症状(ぐったりする、泣きと不機嫌を繰り返す、顔色が悪い、繰り返し起こる嘔吐、イチゴジャムのような血便など)がみられた場合はすぐに受診してください。

ワクチンの接種間隔について

ワクチン接種を行ったあとに、他のワクチンとの間隔をどれくらい空けるのかという質問をよく聞きますが、基本的には以下の2種類のみです。

接種後4週間(27日以上)あける

BCG、MRワクチン(麻疹ワクチン、風疹ワクチン)、おたふくかぜワクチン、水ぼうそうワクチン、ロタワクチン

接種後1週間(6日以上)あける

四種混合ワクチン、三種混合ワクチン、二種混合ワクチン、不活化ポリオ、日本脳炎ワクチン、インフルエンザワクチン、B型肝炎ワクチン、ヒブワクチン

予防接種を受ける前の注意事項

下記の方は予防接種を受けことができません

1.明らかに発熱している方(37.5℃をこえる場合)
2.重い急性疾患にかかっている方
3.接種予定のワクチンの成分により、アナフィラキシー(通常接種後30分以内に出現する呼吸困難や全身性のひどいじんましんなどを伴う重いアレルギー反応のこと)を起こしたことがある方
4.その他、いつも診てもらっている医師にワクチンは受けない方がいいといわれた方

接種前にご相談ください

1.心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患および血液疾患などの基礎疾患のある方
2.薬の投与または食事(鶏卵、鶏肉など)で発疹が出たり異常をきたしたことのある方
3.過去にけいれん(ひきつけ)の既往歴のある方
4.過去に予防接種を受けた時、2日以内に発熱、全身性の発疹、じんましんなどのアレルギーを疑う症状のみられた方
5.過去に免疫状態の異常を指摘されたことのある方、もしくは近親者に先天性免疫不全症の者がいる方
6.気管支喘息のある方
7.妊娠している方
8.出生時に未熟児で発育の悪い方(接種される方がお子さまの場合)
9.発育が悪く、医師、保健師の指導を受けている方(接種される方がお子さまの場合)

予防接種を受けた後の注意事項

1.接種後30分間は、アレルギー反応(息苦しさ、じんましん、せきなど)が起こることがありますので、医師とすぐ連絡が取れるようにしておきましょう。
2.副反応(発熱、頭痛、けいれんなど)の多くは24時間以内に出現することが知られています。接種後1日は体調に注意しましょう。万が一、高熱やけいれんなどの異常が出現した場合は、速やかに医師の診察を受けてください。
3.接種後に接種部位が赤く腫れたり痛む場合がありますが、通常4~5日以内に軽快します。なお、体調に変化があれば速やかに医師の診断を受けてください。
4.接種後の入浴は問題ありませんが、注射部位をこすることはやめましょう。
5.接種当日はいつも通りの生活をしてください。ただし、接種後は注射部位を清潔に保ち、接種当日は激しい運動は避けてください。